11/23 更新
審査員による評論を追加しました。
 
「東京バビロン演劇祭2018」受賞作品
優秀未来賞: le 9 juin 「娘、父、わたしたち」
優秀未来賞:
園 「そうかもしれない」
オーディエンス賞:
le 9 juin 「娘、父、わたしたち」
大賞:該当作品なし
審査員:柾木博行、ラモーナ・ツァラヌ

 le 9 juin 「娘、父、わたしたち」
 
 
 
 体現帝国 「白雪姫」
 
 
 

一人一人の個性が生み出す表現の多様性 ―
「東京バビロン演劇祭2018」観劇ノート
 
「東京バビロン演劇祭2018」は、東京都北区王子神谷にある「シアター・バビロンの流れのほとりにて」の主催で行われる演劇祭である。今年は7月27日より8月26日まで開催された。参加作品は5本のみだったが、まるで参加条件が「表現の独自性」だったかのように、十人十色の作品が集まった。
 
演劇祭は、宗方勝主宰のbug-depayseによる『愚頭』で開幕した。bug-depayseは、役者の身体性のほかに、映像、音楽や美術を用いたパフォーマンスを行い、台本を使った作品は今回はじめてだった。『愚頭』の脚本は、サカイユリカによる作品で、人間が屠畜場のようなところで無差別に死滅される風景を描くのがもともとのテーマである。
 
bug-depayseによる『愚頭』では、脚本の詩的なセリフの一部は音響や映像で表現される。観客席自体が映像になったとき、観客も作品の中に入って、恐ろしい何かの目撃者になっていることが強調されている。bug-depayseによるパフォーマンスは、社会における障碍者の立場に光を当てる。人間がお互いを殺し合う世界の中で、障害を持って生まれた人間は無防備な立場にいるのだが、障害者は生きるための欲望をもっており、生きることの大切さを周りの人に教える立場にも立つことができる。これがbug-depayseによる『愚頭』の中心的なメッセージである。社会の現状への批判性はこの作品の強みだが、「社会」は得体の知れない、不公平な制度で動いているあいまいな存在として描かれていることに弱みを感じる。「障害者」対「社会」という構成より、「障害者」対「障害をもっていない人間」という構成、つまり顔と名前を持った人間と人間の交流に注目をあてたほうが、現在の社会における障碍者の立場がより鮮明に表れるのではないかと思う。
 
演劇祭の二つ目の作品、le 9 juinによる『娘、父、わたしたち』は、不思議なシーンではじまった。テレビで映画を見ている女性と、隣のベッドに寝転がって、スマフォをいじている女性がいる。一見では、一人がお母さんで、もう一人が娘に見える。しかし、しばらくしてから二人の会話を聞くと、映画を見ている女性が実は妹で、スマフォをいじる女性は姉だと、観客がはじめて分かる。作品が展開するにつれて、姉だと思った女性は実はお母さんで、そして妹は実は娘だったということが暗示されている。この役の流動性で、親の人生を生きる子供、そして主体性を失った親に対して責任を感じる子供の精神性が描かれている。
 
『娘、父、わたしたち』は、一見ではだまし絵のような要素を含んでいるように見えるが、苦しんでいる人間にとって確かと不確かの境目が曖昧になっている様子を、このような表現でしか描けない。『娘、父、わたしたち』のセリフは丁寧で、余分なものはない。身近な世界に潜む人間ドラマに目を向けさせる作品である。
 
片岡真優主宰の演劇ユニット「園」による『そうかもしれない』も、一人の人間という小宇宙を中心とする作品だ。意識の流れが言葉となり、言葉から風景や人物の輪郭が浮かび上がる。その風景は観客の頭の中に成立するのだが、あてになるのは、言葉、音響、かすかな光を漏らす照明、そして「船」と「岩」のイメージを伝える簡単な道具。生と死の間にいる人間の意識が描写されているようである。また、岩の上に立つ女優の身体が印象に残るイメージで、その不安定さの中には強さが感じられた。不安定さの中の強さが、『そうかもしれない』の物語を展開させている声のスタンスだと思う。
 
回想によってよみがえる記憶と後悔でその人間は何者で、どのような旅をしてきたかについてのイメージが少しずつ鮮明になる。生と死をめぐるテーマ、回想の使い方、そして音響や舞台美術といった要素から見て、『そうかもしれない』は能の世界を連想させる。能でも、生の死の間にさまよう亡霊や、喪失や深い悲しみによって不安定な状態にいる人物が描かれる。しかし、能の場合、舞台の上で展開する物語の背景には、観客が共有している記憶がある。その記憶は、多くの場合は伝説だったり、古典的な物語だったりする。だれも知っているような物語が能作品の背景にあるからこそ、言葉と舞、能面と衣装、囃子の音楽などの共演によって表現されるストーリーが観客に伝わるのである。言葉や回想、そして音響やミニマルな道具だけを用いて、危機状態に面した人間の心の中の複雑な世界を表現する時、観客の手元に、その物語を組み立てなおすための要素が全てそろっているかどうかを考えないといけない。必要以上の情報を与えるのは確かに問題だが、言葉や身体性が伝える情報が不足するのも問題になりえる。演技によって伝わる情報が足りない時、観客は自分たちの中でその隙間にあてはまる情報を探し出すこともある。それが見つかったら、作品は観客にとってはとても大事で、意味のある物語になる。作品は、観客の感情や記憶と連携してからはじめて成り立つわけである。
 
Charmer Companyによるミュージカル『アンデッドウォー』は、今回の東京バビロン演劇祭において異色の作品だった。演劇とは違って、ミュージカルの場合は言葉、俳優の身体性と演技、舞台美術と音響に、音楽、歌、そしてダンスが加わるので、表現はより多面的である。また、演劇は二人か二人以上の人物のやり取りを中心に展開する芸能なのに対し、ミュージカルは主人公となる人物に注目をあてることが多い。ミュージカルというジャンルのエンターテインメント性自体が、「ミュージカル」と「演劇」をひとくくりにすることの妨げになり得る。
 
『アンデッドウォー』には独特の世界観がある。ドラキュラ族とウルフマン族が対立する世界が舞台なのだ。ドラキュラ族の奴隷であるゾンビたちがある日、ゾンビ化したウルフマンのおかげで自由を取り戻される。歌と演技の組み合わせによって、非常にドラマティックで感動的な場面もある。また、ドラキュラ族、ウルフマン族、そしてゾンビに変わった俳優たちを巻き込むダンスシーンは迫力があり、特にダンス場面では、ヴィジュアルがやはりこの作品の強みであることがわかる。しかし、ファンタジー作品でも、ストーリーには説得力が求められる。「人間は死ぬものだから美しい」という見解には理由付け、または背景が必要になってくる。ヴィジュアルだけに頼らず、ストーリーの構成にも力を入れることで、観客にとってより共感しやすい作品になるかと思う。
 
今回の演劇祭の最後の作品は、体現帝国の『白雪姫』だった。グリム童話の世界を背景に、独自の世界観を強く訴える作品である。童話にひそんでいる恐ろしさに今を生きる私たちが抱える恐怖や醜さを投影することで見えてくるものが、中心的なモチーフになっている。例えば、人間が別の人間の時間を食べることは、その人間自体を食べるイメージにつながる。時間とともに人生を食べられているというテーマは、現代の人にもっとも共感しやすい。しかし、人間はどうして食べる立場、または食べられる立場になるのか? 作品のもう一つのモチーフである「美しさへの嫉妬」が一つの答えかもしれないが、それが本当の理由ではないような気がした。美しさという概念への疑いも、この作品が強く訴えかけているテーマの一つである。
 
優れた演技と上手な舞台美術の使い方によって強烈なイメージを連想させる『白雪姫』には、強い感情の世界と、その世界を表現するためのヴィジョンと方法がそろっている。しかし、この表現の弱みとしてあげられるのは、女性の身体の使い方。女性の身体を「誘惑」の象徴として使う姿勢は、ずいぶん長い間見てきたもので、そろそろ乗り越えないといけない境界になっている。女性の身体をさらす以外の方法で観客に刺激を与え、興味をそそる表現に挑戦してほしい。
 
「東京バビロン演劇祭」に参加した作品を観て、お互いに似ている表現がなかったことに少し驚いた。全ての作品はそれぞれ別の世界観を軸に、別の表現を使って成立しているのである。新しくて新鮮な表現もあれば、アングラ演劇に根付いたまま新しい可能性を見出そうとしている表現もあるのだが、それぞれには強い個性と主体性があり、「主流」と呼べるものから一歩離れた立場に立っている。
 
演劇活動を行う人がもっとも大勢集まっている東京では、お互いに似ている作風が多いこと、20年前に流行っていた作風の延長線で演劇が作られ、それは主流のようなものになり、それだけが批評に注目される傾向があるのが現状である。そんななかで、だれかの模倣ではない、「今」を生きる人の感性に合った表現を模索する演劇人が集まる場として、「東京バビロン演劇祭」のような自由な演劇祭があっていいと思う。「バビロン」という言葉がまさに「多様性」を連想させているのも、この演劇祭の精神を表す嬉しい偶然だ。
 
「多様性」という言葉に対して不信を覚える方もいるかもしれないので、捕捉が必要かと思う。多様性はどうして望ましいものなのか、そもそも「多様性」って何を意味しているのか、響きはいいけど、結局のところこの言葉はどのような状況を示しているかなど、いろいろな疑問が出てくるかもしれまい。
 
強いて言えば、多様性はあまり望ましくないものである。一つの環境をうまくコントロールするためには、その環境を作る要素をできるだけシンプルにして、外の世界との交流を絶って、例外や予想不可能な動きが生じる可能性をできるだけ取り除くことがもっとも大事。世界史の中で、人間が知恵を絞って、一つの環境を透明な壁で囲んで、その環境を作られたルールや規定によってコントロールしようとした例が何度も見られる。(今現在でも世界のあらゆるところで見られる現象なので、過去形はここであまりふさわしくないということ断らなければならない。)しかしこのような試みが成功し、完全にコントロールされた環境の中にいる人が幸せで、いい生活をしたことが一度もない。「自然」はもともと多様性に満ちたもので、予測不可能なものが当たり前にある。人間社会も、いくら「人工」を通そうとしても、本来は自然に属するものである。それを認めて、自然に寄り添った意識や構造を目指せばいいのではないかと、ここ数十年前から科学者にも人文科学者にも訴えられている。
 
一人も疎外されない、本当の多様性を軸に機能している社会をこれから作り上げる真っ最中だとしたら、その社会での生き方自体を私たちがゼロから学ばなければならないということになる。価値観を根本から立て直す作業がまさに今、世界のあらゆるところに展開中である。
演劇の場合、多様性にあふれる演劇界だと、そこで生まれる作品をすべて同じ基準で評価できないことになる。評価の軸を支えている概念や先入観を取り除く必要が出てくるのだ。根源的な価値だけが軸として残る時の演劇と演劇批評は、今の私たちにはまだ想像できないと言い切ってもいいと思う。しかし、現状維持や過去に一回成功したから何回も使われる表現より、思い切ってまだ想像できない、多様性にあふれる演劇の可能性に向かったほうがいいに違いない。この意味で、多様性と向き合う場として、様々な表現を磨いている演劇人が集まる自主的な演劇祭が東京のあらゆるでもっとあっていいと思う。
 
ラモーナ・ツァラヌ


 
「東京バビロン演劇祭2018 フェスティバル通し券」
(オーディエンス賞 投票券つき) 6,300円 【通し券予約フォーム】
(販売終了)

 
※全5作品を1回ずつご覧いただけます。初回ご来場日に料金の精算とチケットの受取りをお願いします。
観劇の際は【通し券予約フォーム】または東京バビロンにご予約ください。ご予約が無い場合は当日料金になります。
満席の場合はご入場いただけません。早めのご予約をお願いいたします。
オーディエンス賞投票券は受付にお渡しください。(2作品以上観劇の方のみ有効)
 
東京バビロン
email@tokyobabylon.org|03-3927-5482(12:00-20:00)
 

シアター・バビロンの流れのほとりにて
 
東京メトロ南北線「王子神谷駅」 徒歩12分
東京都北区豊島7-26-19 ※劇場前は駐車禁止
 
1. 庚申通り商店街を直進します。(約10分)
2. 商店街が途切れてからも道なりに進みます。(約2分)
3. 左手に豊島七丁目児童遊園が見えたら、民家を正面に見て右に曲がります。
 
http://www.tokyobabylon.org
 

 

 
bug-depayse 「愚頭 -guzu-」
脚本:サカイリユリカ(戯曲本舗)/脚色・演出:宗方勝(bug-depayse)
出演:野澤健(bug-depayse)、飯川和彦、尾崎彰雄、柿本亜紀、村上美緒、祐希美也子(p/u colors7~C7)、諸井健一
 
【プロフィール】バグデペイズ
2001年宗方勝が発足し、演劇・ダンス・映像・音響・美術など多ジャンルをミクスチャーしたパフォーミングアーツの作品を発表しているbug-depayse 初の、戯曲を用いた作品となる。
 
【作品紹介】
劇作家のみの団体・戯曲本舗を主宰するサカイリユリカの、「屠場」をテーマにした1人芝居を大幅に改訂。詩的な言葉で綴られる劇世界で、
虐げられてきたものたち、奪われたものたち、今も生きながらにして苦痛に耐え忍ぶものの、声なき声を可視化し、曝すことで、「尊厳」とは何かを問う舞台。
 

 
上演日程
7月27日(金) 19:00
7月28日(
) 14:00/19:00 ★
7月29日(
) 14:00 ★
※受付開始・開場は開演の30分前。
★の回はアフタートークあり。詳細は劇団の公式サイトでお知らせいたします。

 
チケット料金
前売一般 3,000円/当日 3,500円
前売学生 2,000円/当日 2,500円
前売障がい者 2,000円/当日 2,500円

 
予約・お問合せ

aruto1970@yahoo.co.jp
http://bug-depayse.org/
(bug-depayse)
https://playwright-sakayuri.jimdo.com/
(劇作家サカイリ)

 

 

 
le 9 juin 「娘、父、わたしたち」
作・演出:藤井治香
出演:雪深山福子、カワシマアヤカ、酒井進吾、藤井治香/制作:深山百合香
 
【プロフィール】ルナフジュアン
2016年に始動した藤井の個人ユニット。役者として贅沢貧乏『ヘイセイ・アパートメント』などに参加ののち、『あなたが出会わなかったひと』(2017)、『聞き憶えのある名前』(2018)の公演を行う。
 
le 9 juin is Haruka Fjii's work started in 2016. Haruka Fuji - Actor / Writer / Director. Latest performance by le 9 juin is Someone remembers you, February 2018.
 
【作品紹介】
父が違うかもしれない姉妹、一緒に暮らしていた恋人の娘、
未だに両親の問題に責任を感じる女…確かと不確かの間にある家族の断面。
 

 
上演日程
8月3日(金) 19:30
8月4日(
) 14:00/18:30
8月5日(
) 14:00/18:30
※受付開始・開場は開演の30分前。
 
チケット料金
予約 2,000円/当日 2,500円
 
予約・お問合せ

le9juin.0609@gmail.com
http://le9juin.tumblr.com
@le9juin0609 (twitter)
 

 

 
Charmer Company ミュージカル「アンデッドウォー」
脚本・演出:千賀多佳乃(イブエンタープライズ)
出演:小金井麻衣(ハルベリーオフィス)、鶴見亜莉沙(アミティープロモーション)、Sufa(Eja9いいじゃナイン)
 
【プロフィール】
主宰の千賀多佳乃が、演劇養成所に通っていた頃に『何か面白い事をしたい』という思いで、養成所の仲間を集め、自主舞台を決行。
その舞台が好評であった事と、この仲間で更に面白い事をしようと劇団として『Musical Showcase 夢見て…』で旗揚げ。Charmer Company (シャルメカンパニー) と名付ける。
Charmerとはフランス語で『~を魅了する』という意味で、舞台芸術で人々を魅了できる表現者になる決意が込められている。
ストレートプレイだけでなく、ミュージカルや殺陣など幅広いカラーの公演を行っている。
 
【作品紹介】
ゾンビが起こす市民革命!?
ドラキュラの支配下にいたゾンビたち。抗えない奴隷のような日々。しかしそんなゾンビたちに運命の日が…
ドラキュラの天敵であるはずのウルフマンが一人、ゾンビ化したのだ。ドラキュラの支配を受けないゾンビの誕生でゾンビたちに自我が芽生える。
 
『そうだ!俺たちは、うーうー言ってるだけじゃない!"言葉"を持ってるんだ!!』
ロックでポップなスリラーなミュージカルがやってくる!!
 

 
上演日程
8月8日(水) 19:00
8月9日(木) 19:00
8月10日(金) 19:00
8月11日(
) 13:00 ★/18:00
8月12日(
) 11:00 ★/15:00
※受付開始・開場は開演の30分前。★の回はアフタートークあり。
演劇祭のチラシではアフタートークが夜の回になっておりますが、
昼の回に訂正いたします。申し訳ございません。
 
チケット料金
通常 2,500円 (全席自由席)
応援チケット 3,000円
 ※詳細は劇団の公式サイトでご確認ください。
 
予約・お問合せ
charmercompany@gmail.com
https://charmer-company.jimdo.com/

 

 

 
園 第3回公演「そうかもしれない」
出演:片岡真優、坂本彩音
作:片岡真優/音:増田義基/美術:見富夏樹/企画:遠藤純一郎/マネジメント:髙木優希/制作:寺崎真初、相原祐伽
 
【プロフィール】園 ソノ
演劇を制作、上演する集まり。メンバーを固定しない。
表現のジャンルを問わず集ったメンバーと、協働制作の中から演劇を汲み上げていく。
“発語”というテキストへの基本的なアプローチと、実体の現前性に重きを置いて制作する。
演出家が中心の、トップダウン的な構造で制作を行うのではなく、俳優や音、美術、制作それぞれのポジションのスペックやアイデアがクロスオーバーしながら作品を作り上げるような制作を目指している。

直近の活動としては、5月には奈良県にて行われる音楽祭「ムジークフェストなら」に出品予定。
東大寺にある通常非公開の大広間を使い、演劇作品「モスクワ」とセッションライブ「サイクリング」を上演。遠く離れたモスクワと主人公が見ている東京の街とを、物語の風景と会場である東大寺本坊の空間とを、演劇とライブとを繫ぎ止める。

2017年6月に旗揚げ。主宰は片岡真優。
 
 
園「そうかもしれない」
関連企画第1弾 オープンアトリエ

7月8日(日) 16:00 シアター・バビロンの流れのほとりにて
内容:ワークインプログレスの発表/ゲストトーク
ゲスト:高田冬彦氏(現代美術家) 入場無料・ワンドリンク制 500円~
 

 
上演日程
8月16日(木) 19:30
8月17日(金) 19:30 ★
8月18日(
) 14:00/19:30 ★
8月19日(
) 14:00
※受付開始・開場は開演の30分前。★の回はアフタートークあり。
 
チケット予約開始日 7/1(日) 12:00-
 
チケット料金
一般前売 2,700円/当日 3,000円
学生前売 2,200円/当日 2,500円
高校生前売 1,000円/当日 1,300円

 
予約・お問合せ
sono.tyo.2017@gmail.com
https://sono-tyo.tumblr.com/

 

 

 
体現帝国 第七回公演「白雪姫」
原作:グリム童話KHM53番「白雪姫」より/演出:渡部剛己
美術:大野洋平/作曲:田中航/照明:植村真/映像:佐藤そのみ/イラスト:なかしまなぎさ
演出部:坪井菜摘/映像部:清水大河/制作部:今井あや子、大嶋理香
出演:吉乃由夏、近藤修大、藤村昇太郎
 
【プロフィール】
2008年5月に演出家 渡部剛己が旗揚げした劇団。
特に演劇実験室◉天井桟敷を主宰した寺山修司より影響を受け活動を続ける。
恒常的に俳優の身体訓練を行うことで、舞台上の時空を歪ませた独自の世界を立ち上げることが特徴。
年1回以上の本公演、それに伴う実験公演を行う。
 
【作品紹介】
 人の時間を奪う。人の夢を奪うことだって、
 その人を喰べることと同じですよ。
 夢を奪われた人は、影喪失症となるでしょう。
 
嫉妬に狂う継母、影を無くした女、夢を往来する下男。
光と影、夢と現実、正像と鏡像、嘘と真、舞台と客席。
 
童話世界を駆け抜ける一大スペクタクル!!

 
 
上演日程
●試演会
7月16日(
) 19:00
本公演へ向けて実験的にプレ公演を開催します。
作品制作の過程に興味のある方、本公演へ来られない方、是非御来場ください。
終演後には交流会も開催します\(^o^)/
※試演会来場者全員へ本公演観劇料1,000円割引券をお配り致します。

 
●観劇の為の劇解剖ワークショップ
8月22日(水) 18:00~21:00
体現帝国の大切にする舞台芸術の「複雑さ」を如何に楽しむかをテーマに進行。
観劇の際は物語へ注目が行きがちですが、舞台には他にも多くの要素が存在します。
舞台を参加者と共に解剖することで、より良い観劇体験を得る為の観客向けワークショップ。

 
●本公演
8月24日(金) 19:30
8月25日(
) 15:00/19:30
8月26日(
) 15:00
※ワークショップ・公演ともに開場は開演の30分前。
 
チケット料金

試演会 2,000円/ワークショップ 2,000円
本公演 前売 3,500円/当日 4,000円

 
予約・お問合せ
taigenteikoku@gmail.com
http://watabe-gouki.net/20180824shirayukihime

 


東京バビロン演劇大賞/優秀未来賞/オーディエンス賞(通し券購入者による投票で決定)
※オーディエンス賞以外は該当無しの場合あり。
※オーディエンス賞は次回の劇場費30%OFF、その他の賞は50%OFF。
 
審査員
柾木博行(演劇評論家:演劇誌シアター・アーツ執筆)/ラモーナ・ツァラヌ(演劇評論家:批評サイト「文学金魚」)
 
STAFF
企画プロデューサー:岡村洋次郎(東京バビロン代表・阿彌(劇団)主宰)/チラシ原画:斎藤永次郎/制作:坂本康郎

主催:東京バビロン http://www.tokyobabylon.org