Lighting Design アイカワマサアキ
Art Director 竹重伸一・岡村洋次郎
■料金
前売 2,500円 / 当日 3,000円 / ペア 4,000円(予約のみ)
2日券 4,000円 / 3日券 5,000円
 
■時間
開場 pm 6:30
開演 pm 7:00

 
■会場
シアター・バビロンの流れのほとりにて
 劇場は2つございます。『pit 北/区域』ではございません。
 
■お問合せ
TEL:03-3927-5482
FAX:03-5942-7337
Mail:t.babylon@r5.dion.ne.jp
URL:http://www.h7.dion.ne.jp/~babylon/
主催:東京バビロン
 
東京バビロン制作部 坂本康郎・吉村ひろの

2008年4月4〜6日 シアター・バビロンの流れのほとりにて
TOKYO BABYLON Duodance Selection
 『BOTTOMLESS/井戸に記憶される月#03』

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
4月4日(金) 第1部  
喜多尾 浩代 × 七感弥 広彰
 
 ―名付けられるより速く起こってしまっている事柄
         名付けられなくても存在していること―

 
喜多尾 浩代 KITAO Hiroyo
メリー・ヴィグマンの系譜の下でモダンダンスを始めるが徐々に逸脱。医科学(免疫学)領域で博士となるが徐々に疑憚。1991年より、求心的にパフォーマンス活動とワークショップ活動を開始。現象として存在する身体ソノモノに興味を持ち、『感覚・衝動・内観』を重視した脱観念的表現形態に傾注。感覚に突き動かされ表現してしまう肉体を曝す行為としての『身体事』を、国内外の様々な環境において発信中。http://www.nsknet.or.jp/~kitao/

 
七感弥 広彰 NANAMI Kohshou
1982年頃はロックバンドをやっていた。1998年、集団からの離脱と身体への関心の移行に伴い踊り手に転向。特定の師はなく、孤高に身体の地平を行脚している。フランスで 非営利活動法人『danseSauvage』を設立し日仏を往来。また、韓国との交流も深く、越境を続けている。http://www.dansesauvage.com/

 
 
4月4日(金) 第2部  
幸内 未帆 × 松田 空
 
  『たんぽぽの鉢』

 
幸内 未帆 KOUNAI Miho
東京生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専修卒。在学中よりジャズダンスを名倉加代子に師事し、コンサートツアー、ミュージカルなどに出演。2000年ブロードウェイミュージカルに憧れ渡米するが、ニューヨークでコンテンポラリーダンスに出会いダンス活動の方向を転換。現地で多くの振付家の作品に出演しながら自作の発表を行う。2004年帰国し女児出産後ダンスカンパニーNR6を旗揚げし国内外で作品を上演。ダンサーとして二見一幸、武元賀寿子作品に出演のほか即興作品への興味を深めている。
 
松田 空 MATSUDA Sora
札幌市出身。四歳より、能藤玲子に師事。その間北海道現代舞踊フェスティバル、DanceWeek(コンカリーニョ主催)、在仏日本大使館広報文化センター等で自作を発表。現在、ダンサーとして二見一幸、松原秀種等の公演に出演する一方、『踊りに行くぜ!!』静岡公演、アサヒアートスクエア、ストリートフェスティバル・イン・シズオカ等で自作を発表。杉並大宮八幡宮での『時間をはずした日の祭事』への参加や、屋内外を問わない多様なロケーションで民俗楽器や舞踏家等とのセッションを数多く重ねる。

 
 

 
4月5日(土) 第1部  
松原 佐紀子 × 村田 志穂子 振付:金野 邦明
 
  『いかにして天体の力を引きつけるか』
  ―自然との親和力を舞踊化するすばらしき叡知の禁欲的な二人の魔女―
 
金野 邦明 KONNO Kuniaki
舞踊家。自らの創作及び古典バレエからコンテンポラリーまでいろいろ出演。
舞踊の音楽も自ら創作。音楽家との共演も多数。
 
松原 佐紀子 MATSUBARA Sakiko

フリーのダンサー。
 
村田 志穂子 MURATA Shihoko
1978年生まれ。蟹座のA型。ダンサー。

 
 
4月5日(土) 第2部  
首くくり 栲象 × 川村 浪子
 
  『BOTTOMLESS/井戸に記憶される月』
 
首くくり 栲象 KUBIKUKURI Takuzou
1947年生まれ。究極のアクションといえる首吊りアクションに到達。2002年、東京バビロン柿落とし「消」に観世栄夫・田中泯らと参加。正式な劇場デビューを飾る。
 
川村 浪子 KAWAMURA Namiko

東京学芸大学卒。江口隆哉・宮操子・旗野恵美・邦正美に師事。アンナ・ハルプリン(ダンス史の中では傑出した存在である)との出会いは重要と云える。彼女にとって究極のかたちである踊らない踊りである「裸体歩行」に至る。

 
 

 
4月6日(日) 第1部  岡田 隆明 × 野沢 英代
 
  『end-to-end』 
(( )(( ))((( ))))........!
 
岡田 隆明 OKADA Takaaki
1990年ごろからパフォーマンスを始める。意識に、物が現れる時と身体が現れる時の境界を確定することを意図した行為、「動くものと動かないもの」は16回目で強制終了。一瞬の間の後、シリーズ「二重の外出」をはじめる。現在10回目。他に、深谷正子『ダンスの犬 ALL IS FULL』への参加。玉内集子との共同企画「Dance,Comma」。東京バビロン企画「BOTTOMLESS/井戸に記憶される月」への参加、等がある。
 
野沢 英代 NOZAWA Hideyo

1994年よりLeni-Basso(北村明子,演出振付)の主な活動にダンサーとして参加。2000年より大野一雄慶人舞踏研究所に学ぶ。2003年-2007年、イマージュオペラ(脇川海里,演出振付)の活動に参加。ソロ作品に『パス。』『地図の作成』『material songs』など。岡田氏との共演は『Dance,Comma#3.4』(2006年秋)に続いて2度目。

 

 
4月6日(日) 第2部  首くくり 栲象 × 川村 浪子
 
  『BOTTOMLESS/井戸に記憶される月』

 

 

 
ご案内
 
前略 あちこちから桜の便りが聞こえ始めてまいりました。いかがお過ごしでしょうか。
さて私共東京バビロンでは、来る4月4日(於:シアター・バビロンの流れのほとりにて)「BOTTOMLESS/井戸に記憶される月#03」を開催します。しかしその前に今年8月に予定していた「踏みはずし#07」をしばらくの間<封印>というかたちにさせて戴くことになったことをご報告致します。結論から申し上げれば、劇場として是非とも紹介したいグループ作品が今のところなかったということになります。日本ではしっかりとしたコンセプトをもったグループ作品が少ないこと、その思想性の脆弱さ、曖昧さがなぜか許されていること、そういった状況をなんとか打ち破る動きを期待してのことでしたが、あまりにも楽観的すぎたようです。翻ってみれば、デュオという形式での厳密な追求がなされていない現状では、至極当然だったと云えそうです。デュオにおいて、他者がまったく未知なる相貌を持って立ち顕れて来る事態がなければ、あまり意味のないことになるのではないでしょうか?<私>にとって他者とは本来、私と云う未知なる宇宙であり、あるいは崖っぷちで退っ引きならない命がけの設問を迫ってくる存在であろうと思います。この関係性の中での作業でない限り、妥協かどちらかのリードで成り立つ、自明のおおかたは退屈なデュオになってしまいがちです。今回のデュオに期待し、これを徹底させ、ここに作品性、社会性を獲得させるには、あと一人の他者を参画させれば、ということに成るわけですが、他者性の薄い日本において、まずデュオに注目し、その後にグループ作品の可能性を探っていけたらと思っています。一人の強烈なカリスマ的存在にたよるのではなく、そのグループの内部から立ち上がってくる創造性こそに、これからの時代の必然性があるのではないかと思っていますが、とにもかくにも、一人の他者と向かい合うという恐怖と悦びを経験するのは、並大抵ではないのですから、その困難に立ち会ってゆけたらと思っています。
以上のようなことを企画者としては考えているのですが・・・、皆様のご参加、貴重なご意見、応援の程宜しくお願い申し上げます。   草々
 
東京バビロン 岡村洋次郎

 

 
『BOTTOMLESS/井戸に記憶される月#04』出演ダンサー募集
 募集はデュオのダンスに限らせて頂きます。
 
応募締切:2008年10月15日(10月22日までに決定を通知致します)
公演予定:2009年2月上旬予定(4月上旬より変更になりました)
応募方法:過去の記録映像1本、参加作品のタイトル・コンセプト・出演メンバーの履歴をお送り下さい。
      〒114-0003 東京都北区豊島1-8-3-203

 
 
東京バビロン http://www.tokyobabylon.org